MAGグリップをご存知でしょうか。背中の効きを向上させるアタッチメントです。多くのジムで見かけると思います。
出典:Jeremiah Forsterチャンネル MAG grips
とても良いアタッチメントで手を加える必要は無いんですが、個人的な感想として背中により効かせる事が可能じゃないかと思い、手を加えてみました。
そう思ったのは過去記事で紹介した学生時の床側面懸垂が切っ掛けです。
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【筋トレ】Fat Gripzと登山用スリングを用いた広背筋上部狙いのプルアップ
その手加えを施したMAGグリップの使用感は、私にとってオリジナルのものよりも良かったんです。あくまでも個人的な使用感です。
手を加えないオリジナルのMAGグリップは、とても優れたアタッチメントである事を改めて言及しておきます。
何かの参考になるかもしれませんし、個人的備忘録としても記事にしておこうと思います。
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手を加えたMAGグリップ
単純です。こんな感じです。↓
MAGグリップのグリップ部下部をFat Gripzエクストリームで挟み肉厚にしています。
Fat Gripzってホント丈夫でして、今回の使い方は流石に無理で消しゴムの様に割けるかなと思ったんですが(笑)、大丈夫だったんです。いろんな用途で使えるツールです。
上写真のように、ただ挟んだだけの状態で使用しても外れる事は滅多にありませんが、より強固にするためリストラップで固定しています。↓
手を加えたMAGグリップの利点
これの良さは、オリジナルのMAGグリップが持つ利点を強調して、背中により効かせる事が出来る事です。オリジナルのMAGグリップの利点は以下2つだと思っています。
1.肩関節内転動作の強調
グリップ部の形状により手首の掌屈と固定(動きの制限)が促されて肘関節の動きが抑制される。
この結果、上腕二頭筋の関与が比較的減り、肩関節内転動作の依存度が高いプルダウンやロウイングになり、背中の筋肉に効かせやすくなる。
2.背筋に負荷が引っ掛かる
グリップ部の形状により手首の掌屈が促されて肘の開きも促される形になる。
この結果、引き動作・戻し動作共に背中の筋肉に負荷が引っ掛かる感覚がある。(筋肉にテンションを掛けやすい。)
今回の手加えは、上2つの利点を強調してくれます。
上の握った写真を見ればわかりますが、グリップ部下部に厚みをつけた事で『より深い握り込みが自然にできる(手首の掌屈がより促される)』『前腕の一部が肉厚部で固定される(MAGグリップから離れた位置で固定される)』という状態になります。
この状態により、手関節と肘関節の動作制限が増すので上腕二頭筋の関与減少と肩関節内転動作の依存度がより高まりますし、肘の開き具合も増すので背筋へのテンションもさらに掛けやすくなります(負荷が背筋に引っ掛かる感覚が増す)。
MAGグリップの種類は、そのグリップ形状や幅の違いで数多くありますが、個人的に好んで頻度多く使用する種類は『MAGグリップ ミディアム・プロネイト』です。
これに今回の手加えを施してプルダウンを行なう事が多いですが、非常に効きが良く、広背筋上部の起始部付近までしっかりと収縮が感じ取れます。
※注意
MAGグリップの種類によっては、今回の手加えができない物もあります。
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