肩前部(三角筋前部)とはこの部分です。↓
出典:swapnilチャンネル Lee Priest Best Shape
ボコる肩前部のカッコ良さは憧れますね。
関係ない事ですが、カッコ良いと言えば上画像のLee Priestさんですよ。ごめんなさい、本記事に無関係ですが懐かしさのあまりLee Priestさんの仕上がった体の動画を載せてしまいます。
出典:swapnilチャンネル Lee Priest Best Shape
本題に戻ります。
肩の凄みを出してくれる前部に特化した、刺激が強いショルダープレスのバリーションを2つ紹介します。
【広告】
1.ショルダーベンチプレス
肩前部に特化したベンチプレスです。↓
出典:sugi22sugiチャンネル ライイング フロントレイズ
たまたま、この動画に出会って以来、自身のトレーニングに採用させて頂ています。肩改善に貢献してくれた私にとって効果の高い種目です。
動画のとおり、肩関節の屈曲を強調したベンチプレスで、バーベルを下ろす位置がみぞおちからオヘソの距離の中間付近になります。
挙げた位置(トップ位)で負荷は抜けますが、肩前部が伸びた位置(ボトム位)で負荷がかなり高くなり、ミッドレンジでも負荷が抜けないエクササイズ構造になっています。
なので、肩前部における『ボトム位の伸張刺激(非常に強くつっぱる感覚)』と『ボトム位挙げ始め~中間域の短縮刺激(グッと肩前部に力が入る感覚)』を重視して、これら刺激を全反復で逃す事無く感じ取りながら実施します。
ダンベルで行なうバリエーションもあります。↓
出典:Renzo Algieriチャンネル front deltoid dumbell press
個人的にはバーベルで行なう事を好んでいて、現在では以下の変更を加えて行っています。
高い枕&足ベンチ乗せ
ボトム位の負荷を腱では無く、より肩前部の筋腹に乗せる目的で変更。
こんな感じです。↓
アンダーハンドグリップ
手首保護、より安定的なバーベル保持を目的に変更。
デッドストップstyle
- アンダーハンドグリップの場合、バーベルのラックアウトが不安定になるので、セイフティバーから(ボトム位から)動作開始するデッドストップstyleに変更。
- デッドストップstyleは1回1回ボトム位で脱力するので、伸張反射や腱に蓄えた弾性エネルギーが挙上に活かせない事になる。この状態で静止したバーベルに加速度を与えて挙上するので、随意的な(自発的な)筋繊維動員の増加が期待できる。
- 挙上の際に、バーベルが挙がらない程度の軽い押しを事前に入れる事ができるので、負荷が乗る箇所を確認・調整できる。これにより、肩前部の筋腹に負荷を乗せてから挙上が開始できる。
具体的な行い方はこんな感じです。↓
開始姿勢
- バーベルが体に触れない範囲で出来るだけ低い高さにセイフティバーを設定。
- 高枕に頭、ベンチに足を乗せて仰向けになる。
- セイフティバーに乗せたバーベルは、みぞおちからオヘソの距離の中間辺りに配置する。
- バーベルをアンダーハンドグリップで握る。握り幅は肩幅~それより少し広い幅にする。
1.挙げる
↓
- 肩前部の筋腹に負荷を乗せた状態で挙上開始するため、バーベルが挙がり出さない程度の力で事前に押して、肩前部の筋腹を緊張させる。(アイソメトリクス)
- 肩前部筋腹の緊張が確認できたら、しゃくり上げる軌道で挙上する。
- 挙上初動~中間域で非常に強い短縮刺激が得られるので、1回1回これを逃さず感じ取る。(トップ位の刺激はスカスカなので気にせず、ちょっとした休憩ポイントだと思ってください)
⇓
2.下ろす
- 弧を描く軌道で挙上開始位置(みぞおち~オヘソの距離の中間付近)まで等速3~4秒かけて戻す。
- 中間域~ボトム位(挙上開始位置)で非常に強い伸張刺激が得られるので、1回1回これを逃さず感じ取る。
⇓
3.脱力
- セイフティバーにバーベルが着地したら、一旦脱力する。
⇓
これを限界まで繰り返す。
この項の最後として追い込み例を2つ紹介します。↓
追い込み例1:メカニカルドロップセット法
上記の行い方で反復限界に達したら使用重量はそのままで、挙上開始位置を前腕が床と垂直になる位置に直ぐに変更して、再度限界まで反復します。↓
<挙上開始位置>
みぞおち~オヘソ距離の中間付近
⇓
<挙上開始位置>
前腕が床と垂直になる位置
追い込み例2:セルフNegativeレップ
上記の行い方で反復限界に達したら使用重量はそのままで、直ぐに以下要領のセルフNegativeレップを繰り返す。↓
<上記行い方>
⇓
<Negativeレップ>
等速3~4秒で下ろせなくなるまで以下を繰り返す。
2.スミスマシン・フロントプレス
こんな感じです。↓
出典:Evogen Nutritionチャンネル IFBB Pro Jeremy Buendia Quick Tip: Smith Machine Shoulder Press
通常のスミスマシン・ショルダープレスよりも肘を前にして、肩関節の屈曲よりに行なうショルダープレスです。肩前部への刺激が強いプレスになります。
個人的に、効きをより向上させるコツが2つあります。それは以下になります。
緊張が抜けない可動域に限定
プレス動作時の上腕骨回転
コツ1:可動域の限定
このショルダープレスの全動作通して肩前部の緊張を抜かないために、可動域は『プレス時:肘が伸びきる手前まで』『下ろし時:バーが顎又はそれより少し下にくるまで』にしています。
コツ2:上腕骨の回転
プレス動作の際、上腕骨の回転運動を意識しています。↓
出典:矢野雅知著 ホリスティックコンディショニングNo.1
肩を落としながらしゃくる様なイメージでプレス動作を行います。
このコツ2を行なう場合、使用重量は落ちてしまいますが非常に肩前部に効きます。このコツ2ができていると肘を伸ばしきる所までプレスはできないと思います。
肘を前にして肩関節屈曲を強調したショルダープレスには、『オーバーハンドグリップ(今回のプレス)』『ニュートラルグリップ』『アンダーハンドグリップ』があります。
これらの内、コツ2が行いやすいグリップは『オーバーハンドグリップ(今回のプレス)』だと個人的には感じていて、サムレスのオーバーハンドグリップで行っています。
パーソナルトレーニングのお問い合わせはこちらから
札幌パーソナルトレーニングZeal-K
札幌パーソナルトレーニングZeal-K
facebook https://www.facebook.com/ZealKenta/
【広告】