先日、ジムでお声がけ頂き、背中種目の話になりました。
その話の中で出たケーブルロウイングについてのご質問が、このブログを読んで下さる方にも参考になるかと思いシェアします。
【広告】
ニーリング・ベンチサポート・ケーブルロウ
ご質問を受けたのはこの種目です。↓
(たまにインスタの動画でも見かけますね)
⇅
出典:The MeisterBody Academyチャンネル Kneeling One Arm Cable Row
動画も載せておきます。↓
出典:The MeisterBody Academyチャンネル Kneeling One Arm Cable Row
ご質問者の疑問点は股関節にベンチを当てる事です。
出典:The MeisterBody Academyチャンネル Kneeling One Arm Cable Row
何故わざわざこの様に行うのか、その利点を知りたいとの事でした。
このやり方で行なっている方の意図は人それぞれ違うと思いますが、私が考える利点をお伝えさせて頂きました。
それは広背筋中部・下部の起始部付近まで伸張刺激が入れやすくなる点です。
通常のワンハンド・ケーブルロウイング(股関節にベンチを当てない)では、どちらかと言うと広背筋停止部付近の伸張刺激が入れやすいですが、ストッパーとして股関節にベンチを当てて行う事で広背筋中部・下部の起始部付近まで伸張刺激が入れやすくなります。
出典:The MeisterBody Academyチャンネル Kneeling One Arm Cable Row
このブログで何度か触れていますが、物をしっかり伸ばすには、引っ張る側の反対側がしっかり固定されている必要があります。
固定端をしっかり作るという事です。
今回の場合、ベンチをストッパーとして股関節に当てています(股関節に固定端を作った事になる)。これにより、ベンチの抗力が股関節を押す事になり、結果、骨盤側からも広背筋を引っ張るかたちになります(広背筋起始部付近側からも引っ張るかたち)。
ただ固定端を作ればよいのでは無く、どこに作るかが重要で、固定端を股関節に作った事でうまく広背筋が伸ばせるのだと思います。
例えば、腿前や脛部にストッパー(ベンチ)を配置して固定端を作っても、広背筋中部・下部の起始部付近に伸張感は得られにくいです。
という様な理由で、ご質問を頂いた種目は広背筋中部・下部の起始部付近まで伸張刺激が入れやすくなると個人的に考えています。
他にも股関節に固定端を作って行うロウイングパターンがあるので、以下にいくつか紹介します。↓
ニーリング・ベンチサポート・Highケーブルロウ
広背筋中部・下部を伸ばす点に着目すると、上で紹介した種目には惜しいところが有ります。
それは、広背筋中部・下部を伸ばすには可動域が狭いという事です。
ロウイングの軌道が上方であればより伸ばせると考えられます。これを取り入れたのが以下の種目です。上の種目に対し、ただケーブル位置を高くしただけです。↓
【写真のケーブル位置は最上設定】
⇅
実際に行なってみると私の場合、狙い通りに広背筋中部・下部の起始部付近に伸張刺激がより入れやすくなります。
ベンチサポート・シーテッド・ケーブルロウ
IFBBプロ Stanimal De Longeauxさんの動画でも、ベンチをストッパーの様に活用してロウイングを行なうものがあります。↓
⇅
出典:Stanimal TVチャンネル 169ème jour de Vlogs: Entraînement de DOS avec Francisco er photoshoot à UCLA
動画はこちら。↓
10:15~13:05
出典:Stanimal TVチャンネル 169ème jour de Vlogs: Entraînement de DOS avec Francisco er photoshoot à UCLA
ご本人に確認をとっていないのでその意図は不明ですが、これも股関節付近に固定端をつくりロウイングを行なう事になり、広背筋に伸張刺激を入れる点に関して利点がある様に思います。
ベンチサポート・ベントオーバー・ラットプルダウン
最後に、広背筋の伸張種目として過去に紹介した種目を再度載せます。↓
これも股関節に固定端をつくり、広背筋中部・下部の起始部付近までしっかり伸張させる種目になります。詳細はこの過去記事をご参照下さい。↓
続きを見る
【筋トレ】広背筋の伸張種目は固定端づくりがカギ!:ベンチサポーテッド・ベントオーバー・ラットプルダウン
パーソナルトレーニングのお問い合わせはこちらから
札幌パーソナルトレーニングZeal-K
札幌パーソナルトレーニングZeal-K
facebook https://www.facebook.com/ZealKenta/
【広告】