以前まで私は、腹斜筋マシン『ロータリートルソー』を利用することが殆ど無かったのですが、肩後部と相性が非常に良いことを知り、それから愛用するようになりました。肩後部にとても良く効きます。
『ロータリートルソー』マシンはいくつか種類がありますが、肩後部に使える種類は両腕を広げて上半身を捻るタイプで、その中でも肘パッド付のものが特に相性が良いです。こんなやつです。↓
出典:Club Connectチャンネル Rotary Torso Precor Discovery
本日は、このタイプのロータリートルソーマシンを使った肩後部種目を紹介します。現時点において私の中では最高の肩後部種目で、ガンコな肩後部の改善に適しています。
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肩後部種目『リアデルトRolling』
こんな感じで片側ずつ行います。↓
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上の写真は左の肩後部(左三角筋後部)の場合で、体全体を左45°程度に向けて座り、左肩を軸にして後方へ力強く引きます。
左の肩後部(左三角筋後部)を例に説明します。
<準備>
①マシン設定
左肩後部を刺激する場合、ロータリートルソーマシンのハンドルは右に設定する。
②開始姿勢
左肩後部を刺激する場合、以下の様な開始姿勢をとる。
- 左45°程度に向けて座る。
- 左パッドを抱きかかえる様にして左ハンドルを左手で握る。
- 動作中の体の支えとして、右腿(右もも)の右側面を中央パッドに当てる。→体が大きい方の場合。
- 動作中の体の支えとして、右手を接地させたストレッチポールに当てる。
- 高重量使用時は足の踏ん張りも体の支えとして必要なので、左足内側にダンベルなど置いて踏ん張れるようにする。
<高重量使用時>
<引く動作>
- 左肩を軸にして左腕を力強く後方に引く。
- この引き動作の際、上半身も一緒に左回旋しないように注意する。
- 但し、敢えてチーティングを用いる場合は、上半身の左回旋を必要最低限活用することはアリ。
⇓
<戻す動作>
- 左肩を軸にして左腕を戻していく。(この時、左肩後部のブレーキを意識する。)
- 戻す際も、上半身は回旋させない。
⇓
個人的に好んで行っているやり方は以下です。
好みの行い方
極軽いチーティング(上半身の軽い回旋)を伴って高重量を力強く引く。
↓
引き切った所で2秒程度保持。
↓
肩後部でブレーキをかけながら等速2~3秒程度で戻す。
肩後部への効き具合がかなり高い種目です。
やって頂くとわかりますが、『力発揮しやすく高重量が扱える』『肩後部に負荷が掛かり続ける』『短縮・伸張刺激両方が感じられる』といった、ボディメイクの種目として重要な複数の要素を兼ね備えています。
そうなる理由は色々あると思いますが、以下2つだと思います。
- マシン軌道が弧を描くものであり、その可動域が大きい。
- 腕が肘パッドを介して弧型のユニットになるので(手関節と肘関節の動きがほぼ制限される)、肩関節を中心とした回転軌道の引き動作になる。
これら2つが合致することで、肩後部に負荷が掛かり続ける軌道が安定的に確保されるし、力の伝達ロスも少ないと考えています。
加えて、上半身の回旋力をスムースに補助力として使える点も良く、この種目をチーティングstyleで行なう場合の利点だと思っています。
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