問題①
走り幅跳びの選手の踏切動作に、最も特異性の高いエクササイズを次の中から選べ。
A:ジャンピングスクワット
B:片足バウンディング
C:軽負荷片足レッグプレス
D:デプスジャンプ
問題②
プライオメトリックトレーニングの適応として、妥当ではないものを次の中から選べ。
A:スピードの向上
B:パワーの向上
C:筋力の向上
D:筋持久力の向上
問題③
直列弾性要素の主な構成要素を次の中から選べ。
A:腱
B:筋繊維
C:アクチン
D:ゴルジ腱器官
問題④
ストレッチショートニングサイクルを伴う動作において、伸張反射の効果を生かす為に最も重要な要因として適切なものを選べ。
A:
エキセントリック局面における筋の伸張の長さ
B:
エキセントリック局面における筋の伸張の速度
C:
コンセントリック局面における筋の伸張の長さ
D:
コンセントリック局面における筋の伸張の速度
問題⑤
プライオメトリクスで主に利用されるエネルギー供給源は次の内どれか。
A:解糖系
B:酸化系
C:ホスファゲン機構
D:糖新生
問題⑥
ストレッチショートニングサイクルによって、大きな力が発揮できる要因として、適切ではないものを選べ。
A:伸張反射の促進
B:ゴルジ腱反射の促進
C:弾性エネルギーの蓄積と利用
D:予備伸張
解答
問題①
B
【解説】
特異性が高いエクササイズとは、その競技動作に近い動作を有するエクササイズのこと。走り幅跳びの踏切動作は片足で行なうので、この選択肢の中では、片足バウンディングが最も特異性が高い。
問題②
D
【解説】
プライオメトリックトレーニングは瞬発力や筋パワー(=筋力×速度、筋肉が素早い動きの中でどれだけ強い力を発揮する能力があるかを表すもの)を高めるのに適してる。また、スピード面においても、ストライド長やスピード筋力の向上、加速能力の向上が期待できる。なので、持久力的能力の向上には不向きなのでDが正解。
問題③
A
問題④
B
【解説】
伸張反射を働かせる為には、筋紡錘で『筋が急に伸ばされた』事を検知させる必要があるのでBが正解。Aは蓄えられるエネルギー量に関係するが、伸張反射を発動させるにはエネルギー量よりも、まずは筋紡錘を働かせる事が重要なのでBの方が重要な要因となる。C、Dの文章はコンセントリック局面なのに『伸張』について言及しているので論外。
問題⑤
C
問題⑥
B
【解説】
ゴルジ腱反射は、筋出力を抑制するものなのでBが不適切。