トレーニング

【筋トレ】伸張刺激の直前にパンプさせる!【その1:有効性について】

札幌パーソナルトレーニング

 

ボディメイク専門 札幌パーソナルトレーナーZeal-Kの長崎健太です。

 

本日はパンプさせてから伸張刺激を与える事の有効性について説明します。参考になれば嬉しいです!

 

大学に入学し、トレーニングをはじめたものの結果が出ず、モンモンとしていた私。近くの書店で目にした『月刊ボディビルディング』を勇気を出して、ガリの私が購入しました。

 

今でも覚えています、こんな世界があるんだと興奮しながら読み込みました(笑)。未だに、その一冊は実家にあります。

 

その内容の1つに、石川栄一さんのトレ記事がありました。当時、石川栄一さんは、60kg級の日本チャンピオンで、その記事で胸トレが紹介されていました。

 

その内容は、チューブによるクロスオーバー(プレスだったかも)で大胸筋をパンプさせてからダンベル・フライを行うというもので、この順番で行うと、ダンベル・フライの効きが強まると誌面上でおっしゃっていました。

 

当時の私は、まったくピンときませんでしたが、今では、この方法の有効性を理解し、筋肥大に効果的だと実感しています。

 

本日から複数回に分けて、伸張刺激を入れるエクササイズの直前にその筋肉をパンプさせる事の有効性と胸トレを例としたエクササイズをご紹介します。1回目の今日は、その有効性について書きます。

 

伝えたい要点

  • 伸張刺激を与える種目の実施直前に、その筋肉をパンプさせる事は筋肥大に有効だと考える。(パンプ種目→ストレッチ種目の順で実施)
  • パンプ種目は疲労困憊になるまで実施しない。あくまで、その筋肉にパンプを与えることが目的。ストレッチ種目はメインであり、限界まで行う。
  • この方法の有効性は推測の域をでませんが、ストレッチ種目の筋伸張時に得られる刺激を高めることができる(と思う)。
  • また、この方法は筋肉全体にわたって強い伸張感が得られるので、筋活動の動員を増すことができるマインド・マッスル・コネクションの習得・強化にもよい。

 

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このやり方の概要

パンプ種目(パンプしやすいエクササイズ)とストレッチ種目(筋肉が伸びて強く張るエクササイズ)を組み合わせて、パンプ種目→ストレッチ種目の順で連続実施します。

 

パンプ種目はあくまで、メインであるストレッチ種目実施前のひと手間的存在なので、疲労困憊になるまで実施せず(大まかに8割程度)、その筋肉に強めのパンプ感があればOKです。

メインのストレッチ種目は限界まで行います。

 

これによって、パンプで水膨れした筋肉(体積が増加した筋肉)が強く引き伸ばされることになります。

 

具体例はこちらをご覧ください。

 

 

このやり方の特徴

このやり方によって、おそらく、ストレッチ種目の筋伸張時に得られる刺激が強まると私は思っています。その理由は、『筋内圧の高まり』と『筋緊張の促進』だと考えています。

 

筋内圧の高まり

このやり方では、パンプ種目で水膨れで膨張(パンプ)した筋肉が、ストレッチ種目で強く引き伸ばされるわけですから、ストレッチ種目の伸張時に筋肉の中身の圧力が上昇します。

 

実際、筋肉のパンプ、伸張ともに筋内圧を高める事が研究で示されています。

(パンプ:Okadaさん達の研究PDF、伸張:Ameredesさん達の研究)

 

この伸張時に高まった筋内圧が、その中にある筋線維に多方向から圧をかける気がするんですね。(全然違うかもしれません。笑)

 

筋緊張の促進

Okadaさん達の研究PDFSakagamiさん達の研究で示されるとおり、以下理由で筋緊張が促進されます。

 

パンプによる筋内圧の上昇。

パンプ種目の筋収縮によって種目終了後も運動神経細胞の興奮状態が持続する。(筋短縮の継続)

上記で硬化した筋の引伸ばしで痛み(発痛物質)が発生し、その侵害逃避反射が起きる。(筋短縮発生)

ストレッチ種目で伸張反射が起こり得る。(筋短縮発生)

 

などなど。。。緊張が促進されて縮もうとする筋肉が、ストレッチ種目で伸張位(ストレッチ位)まで伸ばされるわけですから、強い刺激が入る事になると思うんですね。

 

以上、説明してきましたとおり、推測の域をでないですが今回の方法で、ストレッチ種目伸張時の刺激を高める事ができると考えています。実際、強い伸張感があります。

 

 

このやり方の利点

各筋線維の筋細胞膜にあるセンサー『メカノレセプター』が圧を検知して、これをきっかけに体に備わる筋肥大の仕組みが活性化します(シグナル伝達系が活性化)。

これによって、筋タンパク質合成の増加、筋肉の発達に強く関わる筋衛星細胞の活性化など、筋合成が活発になり筋肉が大きくなります。

 

また、その筋肉全体に伸張刺激が入る感覚も強まります。

例えばダンベル・フライ、それだけを行う場合よりパンプさせてから行う方が、大胸筋全体にわたって強い伸張感を味わうことができます。

これ、筋活動の動員を増やすことができるマインド・マッスル・コネクションの習得・強化にもつながると思います。

 

エクササイズ例はこちら。↓

 

 

本日もお読み頂きありがとうございました。

 

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