ついに日本でも『Science and Development of Muscle Hypertophy 2nd ed.』が日本語訳で発売されました!
この書籍はMOOK本や実用書では無く専門書です。
トレーニング全般やリハビリテーション、競技に特化した専門書は数多くありますが、筋肥大に特化した日本語訳の専門書はこれ以外に恐らく無いと思われます。
しかもその著者がBrad Schoenfeld博士です。
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著者Brad Schoenfeld博士について
ニューヨーク市立大学リーマン校 運動科学部准教授であり、米国NSCA理事でもあります。
ボディビル経験者で、過去に優勝歴がありボディビルダーの指導経験もあります。
私の中で『筋肉博士』といえばBrad Schoenfeld博士になります。
とにかく『筋肥大』が好きなんだなと(笑)。研究内容や発信内容を拝見していて、いつもそう感じます。
主な研究テーマが『筋肥大を最大化する最適なトレーニング法』ですから。どうです?我々にド直球な研究テーマですよね。しかも非常に実用的なテーマです。
正直、運動科学の分野で『筋肥大』なんてマイナーだと思うんですが、研究者としてこれに取り組まれているんです。筋肥大愛を感じますよね。
研究成果も素晴らしく、筋肥大トレーニングでこれまで常識とされてきた内容を実験やメタ分析で見直し、新たな知見を研究成果として発表しています。
Brad Schoenfeld博士の研究成果は、筋肥大トレーニングの新しいスタンダードを感じさせます。
また、研究分野とトレーニング現場・実用分野の橋渡し役としても非常に貢献されている方だと思います。研究で得た知見を我々がアクセスしやすい情報媒体で分かりやすく発信されています。
専門書でありながら非常に実用的な内容
期待以上の内容です。以下章で構成されています。
筋肥大のメカニズムや体内の反応は未だはっきりと解明されていませんが、筋肥大のメカニズムや体内の反応について現時点でわかっている科学的知見が第1章と第2章に纏められています。
これらに関する知識が断片的な方にとって、第1章と第2章は知識の整理に役立ちますし、体系的に学べる内容になっています(点が線で結ばれていく感じです)。
筋肥大のメカニズムや体内の反応を知る事は、筋肥大トレーニング手法の作成に役立ちます。
前項でも触れましたが、Brad Schoenfeld博士は、これまでの筋肥大トレーニングの常識を自身の研究実験やメタ分析で検証・見直しをしています。
大袈裟かもしれませんが、筋肥大トレーニングの新しいスタンダードを感じさせます。これについて纏められているのが第4章です。
この書籍は専門書でありながら非常に実用的な内容になっています。科学的知見を実際の筋肥大トレーニングにどう活用するかまで具体的に書かれています。
トレーニングだけでなく、筋肥大のための栄養摂取まで書かれています。
とても実用的な内容なんです。第4章、第5章、第8章、第9章を読んで頂くと、分かって頂けると思います。
第6章、第7章は筋肥大トレーニングの調整に関わる知識を与えてくれます。
私もよく言いがちなんですが(笑)、『エビデンスに基づいたトレーニング』とか『科学的知見を活かしてトレーニングに取り組む』とか言うじゃないですか。これ、どういう事なのかがわかる書籍だと思います。
この分野のエキスパート研究者が、数々の研究の知見をどう考え、捉え、結論を導き、それを実際のトレーニングにどう活用するかという流れがわかる書籍です。
『エビデンスに基づいた~』に興味のあるトレーニーやトレーナーに役立ちます。
筋肥大トレーニングを作成・構築する私にとって宝石箱みたいな書籍です。
著者のBrad Schoenfeld博士、日本語訳して下さった先生方、そして出版社に感謝です。
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